日本口腔ケア学会看護部会 会長 東野 督子    

 口腔ケアが全身状況の改善や疾患を予防できるとする報告は2000年に入ってから散見されはじめています。口腔ケアによる誤嚥性肺炎のリスク軽減につながることも示されており、今や口腔ケアの重要性は広く社会に認められています。口腔ケアは臨床現場での展開にとどまらず、様々な健康状態・ライフステージの方に必要であり実施されるべきものです。そのため、患者をはじめとした対象者に身近な立場で寄り添う看護職(看護師・助産師・保健師)の役割はより一層重要となっています。

 日本口腔ケア学会看護部会は、日本口腔ケア学会の趣旨に基づき、看護職の立場から口腔ケアの実践・研修・調査・研究・情報交換などを行うことを目的としています。具体的な活動内容には、日本口腔ケア学会学術集会における看護部会セミナーの実施、看護職による口腔ケアに関連する調査・研究、看護基礎教育時点から必要な口腔ケア教育の研修プログラムの検討などがあります。

 当看護部会は、大学等に所属する看護研究者と実践現場で活躍する看護職が協働し、看護職による口腔ケアの発展に寄与することを目指しています。看護職の皆さんとともに、質の高い口腔ケアの実践を目指した活動に取り組んでいきたいと思っています。ぜひ、口腔ケア学会に入会され、一緒に看護職の口腔ケアに関する学びを深めていきましょう。